学生ローンでお金を借りる事をためらう人は多いのではないだろうか。
これは、お金を借りるという行為に対する抵抗もあるが、家族や就職先などに知られるのが心配だとする理由が最も多い。
これは当然といえば当然であり、学生ローンはこうした事情はちゃんと理解している。
元々学生は学費を親に負担してもらったり、一人暮らしの場合は仕送りなどで相当負担をかけている。
そういった状況で旅行に行きたいから金を出してほしいとは言えないのが現状だ。
こういった学生たちが学生ローンを利用する事はごく自然な事であり、誰にも止める権利はないのではないだろうか?
確かに学生ローンを利用しないで済むのならそれにこしたことはない。
だが、どうしてもという局面は誰にでもあるものだ。
例えば、友人から急に結婚式の案内状が届いた場合、お金がないからといって断れないだろう。
このような場合、お金を誰かに借りるしかないわけで、身の回りに借りれる人がいれば良いがほとんどの場合身近にそういう人はいないだろう。
ではどうするか?
学生ローンの利用もやむを得ないのではないだろうか?
そのことで友人への義理も果たせるし、むしろ欠席となればこの先永遠後悔することになる。
この借金はやむをえない借金なのだ。
他の想定も考えてみよう。
学生といえば就職活動がつきものだが、就職活動にはスーツが必要となるだろう。
このような場合において、学生ローンでお金を借りてスーツを購入する事は有益となるはずである。
つまり、なんでもかんでも借金はよくないという考えは払しょくすべきで、時には必要な借金もあるという事を肝に銘じて頂きたい。
全てとは言わないが、学生ローンでお金を借りる多くの人は、「親に迷惑をかけたくない」という深層心理が働いているのである。
中には返済が困難となてしまい、親に泣きつく学生もいるがほんの一部の人間だ。
ほとんどの場合、親も知らない間に完済してしまうケースがほとんどなのである。
他人に迷惑をかけず、自分一人の力で完済までしているのだから、これを否とする権利は誰にもないはずなのである。
言ってみれば学生の経済活動の権利は、誰にも奪う権利はないのだ。
もしお金を借りる行為が非難されるとするならば、返済を怠り、親に代払いしてもらうなどして迷惑をかけた場合である。
つまりは結果論なのだ。
結果を見なければ、それが良い事だったのか悪い事だったのかは誰にも判断できない。
結果を見なければわからない以上、お金を借りた段階で非難をする事はいかがなものかと思う次第だ。
学生ローンの利用は、とりあえず見守っていく姿勢も大事なのではないだろうか?